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最後にお人好しが勝つ

  「おまえは、本当にお人好しだな。」と言われます。
 皆がそう言いますから多分そうなんでしょう。

 成人して社会に出れば色々な人が混在します。
 何か仕事を受けると、直感的に誰にやって貰おうかと考える人種が居ます。
その人種から見ると「お人好し」は最高のターゲットです。言葉巧みに自分に能力が無いかのようにお願いに来ます。
 「お人好し」はその人をかわいそうに思い、仕事をやってあげます。
 しかし、それを失敗でもしようものなら、頼んだ相手が「お人好し」の失敗を恩を仇で返すように責めてきます。
  仕事を他人に押し付ける人は何もしませんから失敗しません。押し付けられる人はたまに失敗もします。
その時、それを皆から責められます。
 「お人好し」とは、常に何かをやらされたり、やっている人種です。
 何かやれば失敗は付き物です。その失敗に押しつぶされてしまう「お人好し」が居ることを、「お人好し」が損な性格のように考えられています。

 「お人好し」は常に何かをする事によって、その処理能力を高めていきま
す。長い時間が経過する人生の中でその能力の差は相当な物になります。

 「お人好し」がこの原理に気が付いた時、押し付けてくる人間をコントロールできるようになります。
そうなった時の押し付けてきた人生の人種は、自分の処理能力を高めていませんから、
「お人好し」と比べて歴然とした差を見せ付けられることになります。

 「お人好し」がそれを暴露した瞬間に即死します。
 「お人好し」は責められる要素をもちません。これが人生の勝者です。
 死神とは「お人好し」の事かもしれません。


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