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企業の寄生虫
一般の企業で行われる経営会議があります。
売上高と粗利益を追求することがその会議の目的です。
売上高と粗利益を伸ばした営業が評価されます。
それでいいのでしょうか?
粗利益は内部経費を含みそれを差引いたものが純利益です。
本当の利益は純利益です。
優等生のように思われていた営業には、本当に優秀なものもいれば、そうではなく問題が隠されていることもあります。
内部経費を構成する要素から見て最悪の状況を考えてみましょう。
・内部支援組織に大きな負担を掛けて受注に専念する。
・契約を曖昧な状態で取り、後の処理を内部組織に負担させる。
・曖昧な契約内容によって、契約実行段階で損害が発生する。
・値引率が高い。
営業を悪者にしましたが、人を利用して実務をサボる社員はどの部署にも存在します。
内部経費をどんぶり状態に置いた経営ではこの状態は確認できません。
受注を最高に稼いだ営業も、内部経費を我が物顔に使っていたら、純利
益はマイナスになっている可能性もあります。逆に、受注はそこそこでも
内部経費をあまり使わず純利益を確保している営業もいます。
企業が評価を誤った時、企業を根底から持ち上げているものが評価されず企業を去り、
ぶら下っている企業の寄生虫だけが残る可能性も十分考えられます。
これが日本だったらどうします?
produced
by Yamaashi