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家は夫婦の巣

 家を持つことは、動物の世界では巣を作ることです。
 巣が果たす役割は、子孫を残すことです。
 当然人間も動物ですから、子孫を残します。

 夫婦のスタートは、セックスライフからです。
 そのためにも、浴室は寝室と連動していなければなりません。
 浴室を1階に設けることは、ユニットバスのない時代の名残です。
 1階に客間を設け頻繁な来客があるなら別ですが、そうでない限り、寝室と連動することが当たり前です。
 子供が生まれて、育てることになります。
 しばらくの間は、親と共に行動します。
 子供部屋となる空間をフルに生かして、のびのびと育ててあげましょう。
 やがて、保育園や小学生に育っていきます。
 子供にも、自立心を養ってもらうために、自分の空間を与えます。
 しかし、子供にとって夫婦の家は、自分が巣立つまでの仮住まいです。
 家にいる間は親の管理下にあることを、主張しておきましょう。
 壁で仕切ったりドアに鍵を付けるといったことは、絶対に避けましょう。階段は、常に親が居るところを通って登るようにします。
 『ただいま』と帰ってきた子供の様子を、顔色を見てちゃんと確認しましょう。
 小学校の低学年までは、まだまだ遊び盛りで甘えん坊です。
 階段を上がった一角をプレイコーナーにして、親と一緒に過ごせるようにしましょう。
 中学・高校へと育っていけば、プレイコーナは必要ありませんから、寝室を拡張しましょう。
 やがて大人になり、異性に目覚めるようになると、子供の持つ住空間は不便なものとなります。
力がつき次第、自然と巣立っていきます。


   


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