残された居室空間は移動することを考慮した間仕切壁であったり、配置された家具によって仕切ることができる。

 このような手法で家を計画し、施主の予算及びニーズに対して優先順位を決めながら、住宅のコストをシュミレーションする。そうすることにより、生活様式の変化に安価で柔軟に対応できる無駄のない生活空間が確保できる。
 次に残された居室となる空間の採光に必要最小限に、シンメトリー・上下開口の一致等を基本とした外観デザインによって開口を配置する。

 なぜなら、住宅にとって内部空間を演出するために壁は重要であり、必要としない開口の設置は無駄に家の値段を吊り上げる大きな要因となるからである。
 単純な矩形構造を基本として、住宅のデザインは自由にできる。
 単純な矩形を基本とした構造計画によって、無駄に構造費用のかさむ設計をしない。

 強固な間仕切りは最小限にとどめる。

 そのことによって、家族構成の変化に対して柔軟に対応できる。



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 住宅をプランすることは、一般的に行われている間取り先行の住宅計画ではない。それは、土地形状、各種斜線制限を考慮して考えられる最大限の矩形構造空間を確保する。

 そして、メンテナンスを考慮した設備計画と、その経路と融合した、玄関・浴室・洗面・トイレ・キッチン・階段室などの機能空間を配置する。
















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